当社のリフォーム事業部は事業部として独立して、まだ3年目です。
賃貸不動産物件を扱っている中で、お部屋のリフォームは切っても切り離せない業務です。
これを自社内で始めるようになってからは、さらに当社全体の業務内容に深みが出てきました。
私は、大学時代は歴史を専攻していたのですが、むろん、歴史で生計を立てていくのはとても難しいことを悟り、一般企業への就職の道を希望しました。
その時に、自分の記憶の中で、部屋探しの時に営業さんに親切にしてもらった事が思い出され、不動産会社の営業を目指してみよう!と思い、入社を希望しました。
現在の社長に直接面接をしてもらいましたが、その時から漠然と「すごい人だな・・」という憧れを抱いたのもこの会社を選んだきっかけです。
それから2年半は、営業の仕事に就きました。
大学時代は歴史を専攻し、社会経験が初めてだった新卒の私にとっては、営業の仕事は思った以上に難解でした。
お客様との接し方の難しさとあいまって、自分自身の営業成績へのプレッシャーは、外からの圧力というより自分自身の中で課題ばかりが積み上がっていく日々が、”このままやっていけるのか?”という不安に変わりました。
そんな時です。上司は、こんな私の心を見透かしたかのように「リフォーム事業部で今の営業をいかしてみないか?」と声をかけてくれました。
この時、ほんの少し救われた気持ちになり、移動を希望しました。
この時の人事異動は、私のモチベーションを下げることなく、すんなり新しい部門に移ることができた絶妙なタイミングだと、今では感じています。
リフォーム事業部は、それまでの営業とは全く異なる仕事です。
しかし、2年半携わった営業の経験をフルに生かせる仕事でもありました。
例えば、なかなか入居者様が決まらないお部屋を埋めるために、営業サイドから大家さんにリフォームの提案をしてきます。
そこで、大家さんがリフォームを検討すると、当部門に見積もり依頼が届きます。
ここからが、私の仕事です。
大家さんは、出来るだけコストを抑えながらも、入居者様のハートをとらえるような魅力的な部屋作りをご希望されます。
その時こそ、私の2年半の営業経験が生きてくるのです。
実際のお部屋探しのお客様はこういう雰囲気の部屋が好きで、こういうクロスだと好感を持ってもらえる、などの具体的な提案を、見積もりの時点から盛り込めるのです。
私は、営業マンの知識だけでは説得しきれない、部材の知識を持ち得ています。
つまり、リフォームの技術的な側面と営業的な側面の2方向からのアプローチが可能になると言うことです。
ここが、私の最大の強みであり、当社のリフォーム部門がアピールできる大きなポイントだと思っています。
ここで、営業からリフォーム部門に人事異動を命じた上司の戦略も良く理解できました。
大家さんからの見積もり依頼は、もちろん、当社1社だけではなく、他社との相見積もりになる事がほとんどです。
いかに入居するお客様目線でリフォームを考え、さらに、大家さんの目線で無駄なコストをかけさせないような提案ができるかが、私に課せられた使命であるということが出来るでしょう。
また、通常のリフォーム会社は、リフォームして終わりになりますが、当社の場合はそのまま入居者様を紹介することが一連の流れとなります。
そのため、リフォームして終わり、というよりは、入居後見つかった問題についても丁寧にアフターフォローする必要があります。このように、賃貸不動産会社のリフォーム部門とは、リフォームの仕事だけでなく、よりよく入居者様を誘導し、その後の快適な生活までも保障する仕事でなければならないのです。